misojiの微妙な心持ち。

気が付いたらもう三十路。でも道は定まらず、まだまだ冒険しそうな予感。

好きじゃなかったひと

 

改札を過ぎて、左に曲がる。

 

それからちょっとまっすぐ行って、

 

大きな木が見えたら、

 

左に曲がる。

 

横浜名物の、ものすごく急な坂を一生懸命下りて、

 

どんぶりの一番下みたいなところにアパートはあった。

 

そんなことは覚えてるんだけどね。

 

なんど通うことになったんだっけなあ。3カ月くらいかな。

 

 

彼女のことを相談したいからっていう理由での呼び出しが最初だった。

 

記憶がないほど酔っ払って、起きたら腰が痛かった。

 

また月曜日に来るから、お願い挿れてって言ったことしか覚えてなかった。

 

そんな風になったことなかったし、それからもないから、

 

特異な体験をしたんだと思う。

 

 

でも全然好きじゃなかったんだよね。

 

今何してんだろ。

 

何年かに一回電話してくるから、着信拒否にしてる。